・第５１回定期演奏会（2018年12月15日岡山市民会館）

昨年は記念すべき50回大会でありましたので、今年は51回目。
今年は観客が少なかった気がしますね。もうちょっと集客がんばったほうがいいかも。

パンフレットを見ると、今年は1年生が8人しかいないですで。来年も同様の状況だとちょっとやばいので、勧誘頑張ってほしいです。

あと、最初の部長の挨拶がとても長かったですね。言いたいことがたくさんあったみたい。
自分の時はできるだけ短く終わらせたかったですけど（笑）
☆１ｓｔ　Ｓｔａｇｅ☆
まずは第１ステージ。
アップテンポの曲から始まったのですが、ちょっと元気がない。
市民文化ホールより鳴りの悪い市民会館ではありますが、もう少し音量があったほうが。

2曲目はまさかの40年前のヒット曲。今の現役生は山口百恵とか知らないでしょうけど、この曲は色々使われてて知名度があったのかな。
ギターに合っててかっこいい曲ですが、これももう少し音量が欲しかった。

イロトリドリもノリの良い曲。これもギターに合ってたと思います。
人生のメリーゴランド、奏もなかなか良かったと思います。

ステージ途中からは、部長自ら初めて試みとしてアピールしていた、１年生の演奏参加がありました。今年の１年生は人数も少ないのですので、早めにステージ経験することは来年以降に活きるのではないでしょうか。

このステージトータルとしてはやっぱり音が小さい。アルトはそこそこ聞こえますが、プライム・バスはもっともっと音を鳴らしてほしかったと思います。


☆２ｎｄ　Ｓｔａｇｅ☆
2ndステージ1曲目はアストゥリアス。最近はこういうべたなクラシックギター曲が独奏されることが少ないので、個人的には嬉しかったです。
演奏者はきれいな音を出すのですが、緊張のせいかだいぶミスが出てしまいました。ミスが時々あるのは仕方ないにしても、時々止まってしまったは残念。練習不足だったかもしれませんね。
いい音を出す人なので、こういう曲じゃなく落ち着いた曲を選んだ方がよかったように思いました。

Dear Freiendsは元々ギター二重奏曲として作られたものですので、非常に聴きやすく良かったです。
次の「白い恋人たち」での男女混合の四重奏と言うのも珍しく新鮮でした。
と思ったら、最後も男女混合の四重奏。かなり難しそうな曲でしたが、よく弾けていてよかたっと思います。ここまでで一番の拍手がもらえていました！


☆３ｒｄ　Ｓｔａｇｅ☆
次はクレール。
指揮者として登場した中植君は院2年生で、なんと6回目の定演！すごい！
ノルウェー狂詩曲は初めて聴きましたがかっこいいですね！足踏みも使った演奏は初めて聴いたかもしれません。
残り２曲も超有名曲。クレールは演奏技術も高く安心して聴けます。どの曲も非常に良かったと思います！
楽しませていただきました。（感想がおおざっぱですみません。。。）


☆４ｔｈ　Ｓｔａｇｅ☆

さあ最後のステージ。

ブランデンブルグは久々に聴きました。ギター合奏にはめちゃくちゃ合うんですが、弾くのは難しい。
最初はスピード遅めかなと思いましたが、途中から早いフレーズが連続するのでこれが限界でしたね。それにしても難しい曲。よく頑張っていたと思います。

そして次はファランドール。私自身がコンマスとして第4ステージラストと弾いた曲なので思い入れがありすぎて、どうしても期待してしまいます。
演奏は決して悪くありませんでした。ちゃんと弾けてました。が、私自身の満足度は30%くらいです。
今回はこの曲がステージラスト曲ではないので、同列では語れないところはありますが、この曲はもっと心に響く演奏をしてほしいのです。楽譜通りちゃんと弾いて観客に「うまいですね」と思わせるのではなく、楽譜以上の演奏をして「うおーー！すげーーー」と心を揺さぶってほしいのです。
中盤から終盤に向け、曲全体がクレッシェンドしていきどんどん盛り上がっていくところで、単に音量だけでなく、指揮者や演奏者の動きや表情など、ステージ上の全体から観客に盛り上がりを伝えてほしいのです。

我々がやったときは演奏レベルが低いので、裏ワザとして横のディビジョン（小節内の音を、1･3拍目、2･4拍目で奏者を分割する）を駆使してやっと弾けたというレベルではありましたが、みんな目を見開き、体全体を使い、爪が割れるほど弦をはじき、指揮者は髪を振り乱しながらタクトを振る、という感じの演奏で、演奏レベルはともかく観客の心を揺さぶる演奏ができたと自負しています。
→気になる人はここで聴いてみてね

すみません、どうしてもこの曲は冷静に感想書けませんね。(;´Д`A ```

最後はベートーベンの中では、5番・9番に次いで良く知られた曲ですね。
今回は第1章と第4章の演奏でした。交響曲ですので、当然難しいフレーズも多かったので大変だったと思います。特にアルトのソロは凄かったですね。素晴らしい。
欲を言えば、やはり音量がもう少し欲しいとは思いましたが、全体としては良かったと思います。

アンコール前、指揮者の方がマイクであいさつ。感極まって涙の挨拶となりました。
自分もファランドールで4ステ終了後、アンコールの時はボロボロ泣いてしまったのを思い出して、こちらもうるっと来てしまいました。

アンコール曲はMr.Chidrenの終わりなき旅で演奏会終了。お疲れ様でした。


今年のステージ構成についてですが、アナウンスのタイミング・拍手のタイミング・花束の件、など特に問題ない感じで進行していたので、良かったと思います。

あとは過去に何度も書いている指揮者の２拍指揮ですね。
多分、ギタアンの人は単に「指揮者＝拍を取る人」と思っているような気がします。（だから四拍子を二拍子で振ろうが気にならない。）そして演奏者が指揮者を見る目的も「拍を合わせるため」であるため、指揮者をただひたすら凝視している。指揮者が単に拍を取る人だと思っている限りこの指揮はずっと変わらないんだろうなという気がします。
楽譜通り弾くために単に拍を取るだけでは、上でファランドールの感想で書いたように、観客の心を揺さぶるのは難しいと思います。

自分の考えでは、指揮者は曲を作り上げる人であり、「表現者」でもあると思います。曲想や盛り上がりなどを体全体で表現し、拍は演奏者に見せるのではなく「感じさせる」。演奏者は指揮者の拍を見るのではなく「感じる」。

そういうことができれば、観客の満足度は信じられないほど上がると思います。
近いうちにそういう演奏が聴けることを期待しています。

というわけで、今年もアラフィフおじさんが、好き勝手書かせていたいただきました。
年寄りの戯言と受け流してくださいませ。失礼しました〜。


ここまで長々と読んでいただいた方、誠にありがとうございました。m(_ _)m

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