・第４９回定期演奏会（2016年12月10日岡山市民文化ホール）

今回はなんと、自分より３学年上のOBの方々に何人もお会いすることができて感激！
卒業以来の方もおられたので、30年ぶりくらいになります。
懐かしかったー

さて感想ですが、定演からだいぶ時間が経ってしまったため、1曲ごとの印象を忘れてしまった部分も多いので、結構適当な感想になってるかもしれません。。。ご容赦ください。

☆１ｓｔ　Ｓｔａｇｅ☆
まずは第１ステージ。
パンフの部員一覧を見ると、各学年とも20人くらいいるのですが、思ったより少ないのでよく見てみると、法学部・経済学部の3年生は第4ステージしか出ないようですね。なにか事情があったのでしょうか。

さて、最初は元気よくはじまりましたが、鳴りの良い市民文化ホールにしては音量が物足りなかったです。
アシタカせっ記は、印象的な久石メロディーで良かったのですが、編曲のせいなのか、やや音の厚みが感じられませんでした。バスが弱かったかな。
Bad Dayでは、一転音の厚みを感じることができて良かったです。
ultra soulも悪くなかったですが、こちらももう少し音量があればベストでした。
栄光の架橋は、オリンピックを思い出しながらじっくり聞かせていただきました。

全体としては、なかなか良かったですが、音量・音の厚みをもう少し意識してもらえたら良かったかと思います。


☆２ｎｄ　Ｓｔａｇｅ☆
2ステ1曲目はmoontan。なんとも激しく難しい曲ですね！
右手で低音弦のフレッドを抑えたり弾いたりする奏法はなんていうのか知りませんが、とにかくすごかったです。よう弾けますな。。。。
次のA Felicidadeは独特の雰囲気のある良い曲でした。１曲目ほどの激しさこそないものの、これまた強烈に難易度の高そうな曲でした。すげー。

続いては四重奏。元々ギター四重奏用として書かれた曲のようです。
バランス・音量とも良くて、四重奏の醍醐味が出ていたと思います。

続いては2012年に東日本大震災の復興ソングとして作られた「花は咲く」
耳にする機会も多く、しっとりと聴かせていただきました。
ただ、調弦が気になりましたが。。。

最後は、クラリスアサドの曲。短いですが聞きごたえのある曲でした。
やはり4年生の技術力はさすがですね。


☆３ｒｄ　Ｓｔａｇｅ☆
クレール１曲目は、ピアノ＆打楽器のユニット”→Pia-no-jaC←”の曲。
原曲をあらかじめ聞いてみた時は、ギター合奏でやるイメージが全くできませんでしたが、聞いてみると意外にギター合奏に合ってました。とてもカッコイイ曲でした！よかったです。

２曲目は日本でも超有名なオペラ曲。これも原曲はギター合奏のイメージとは程遠いですが、うまくまとめていた気がします。

最後は、葉加瀬太郎のWild Stallions。youtubeで検索したら多くの団体がギター合奏してますね。
これも安心して聴くことができました。


☆４ｔｈ　Ｓｔａｇｅ☆
クラシックステージ最初は大曲「木星」です。第４１回定演以来の演奏となります。
平原綾香の「Jupiter」として有名になった部分だけなく、アラフィフの岡山県人にとっては、なつかしのCM曲でもあります。
この曲を選んだ時点で、すごいと思いますね。
難所が何か所もあり大変そうでしたが、曲の雄大さは出ていた気がします。
要所でミスが出てしまうのは、ある程度仕方のないところでしょう。

次も超有名なパッヘルベルのカノン。ギターにもよく合っているので安心して聴けました。

最後は、原曲はマンドリン＆ギター合奏のための曲みたいですね。
自分は聞いたことがありませんでしたが、なかなか壮大な曲で、難易度的にもかなり難しかったと思います。すばらしい。

アンコールは、イントロですぐわかりました、I Wishの「明日への扉」
大好きな曲で締めてくれてうれしかったです。
蛇足ですが、このステージはなぜかアルト2のパーリーの子の存在感にずっと目を奪われてしまいました。なんでかな（笑）


＜全体として＞

ここまで書いた感想を見返すと、総合的な評価は高いような感じがすると思いますが、「満足度」は実は、少し低めだったりします。

いうまでもなく、最近の技術力はすばらしく、難曲にもチャレンジできるスキルがあるのはすごいと思います。
ただ今までもここで何度も書いているの気がしますが、技術力がそのまま客の満足度に結びつくわけではありません。

まずは、演奏者が非常に機械的に弾いているように見えている点が気になりました。
頭を揺らしたり、楽しい曲は笑顔で楽しそうに弾いたりといった面が見られませんでした。
お客さんは目をつぶって聴いているわけではありませんので、目から入る印象も実はかなり重要な要素となっています。「パフォーマンス」としての演奏という面では、物足りないです。

また以前も書いていますが、演奏者全員が指揮者をガン見しすぎて気持ち悪いです。
適度に楽譜や手元を見てよいと思います。
難曲が多いためどうしても時々ミスが出ていましたが、「ミスが出そうな難しいそうな箇所くらいちゃんと手元を見ろや！」という思いです。

最後に指揮者。
今年の新指揮者も、指揮棒を上下するだけのメトロノーム指揮でした。
高校の部活などと違い、ちゃんとした指導者がいるわけではないので、見様見真似の独学になってしまうのは致し方ないとしても、こうも毎年毎年指揮棒上下しかしない指揮者だと、ちょっとどうにかならないものかと思います。
4拍子の曲を2拍子で振るのは根本的な間違いですし、指揮って拍さえ取れればいいわけではないのですよ。

客へのパフォーマンスという意味では、ステージ上では指揮者が最もそれが可能な表現者であることを自覚してほしいです。
激しい個所は激しく、優しい個所は優しく、指揮棒だけではなく体全体を使った指揮者の登場を強く強く希望します。
とりあえず、普段の練習では指揮棒を使わず手で指揮をした方が、表現力が見につくと思います。

というわけで、今年もいい年のオジさんが、好き勝手書かせていたいただきました。
年寄りの戯言と受け流してもらっても結構です。失礼しました〜。


ここまで長々と読んでいただいた方、誠にありがとうございました。m(_ _)m

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