・第47回定期演奏会(2014年12月6日岡山市民会館)
今年も行ってきたので感想をアップします。
☆1st Stage☆
- Don't Stop Me Now/Queen
- 風になる/つじあやの
- Let It Go/ロバート・ロペス
- 愛のバクダン/B'z
- 時の足音/コブクロ
今年はなかなかメジャーかつノリの良い曲を揃えてきましたね。
編曲・テクニック・音量・バランスなど、トータル的に良かったと思います。
上手かったです。
あえて、難を言えば、時の足音が唯一バラード調ではありましたが、もう1曲くらい全然雰囲気の違う曲を入れれば良かったかなと思います。
マイナーコードの曲がなかったですし。
見た目はチャラい感じの指揮者でしたが、指揮はまともでした(当たり前かw)
☆2nd Stage☆
- ≪リブラ・ソナチネ≫第3楽章「FUOCO-炎-」
- 夜想曲第2番 変ホ長調Op.9-2/F.Chopin
- 冷静と情熱のあいだ/葉加瀬太郎
- Libertango/Astor Piazzolla
1曲目はすっごい曲でしたね!よくもあれだけ弾きこなせるものです。
超絶スゴ技!!。見とれてしまいました。
夜想曲は、しっとりと聴けました。
演奏は悪くなかったですが、ところどころ原曲と音が違っている気がして、気になりました。
元の編曲の問題かな。。(もしかしたら自分の記憶違いかもしれないですが)
3曲目は、あでやかな衣装での女性三重奏。
女性らしい演奏で。安心して聴けました。
中央の人の、足を大きく開くスタイルには驚きましたが。
4曲目も超有名な曲。四重奏かっこよかったです。
でもちょっと演奏が大人しめだったかな。
☆3rd Stage☆
- ジャズ・メドレー(Tank!〜Take Five〜Sing,Sing,Sing)/菅野よう子他
- じょんがら抄/藤掛廣幸
さすが4年生。上手いですね〜。
ジャズメドレーはメジャーな曲ばかりでしたね。
こちらもノリノリで聴けて良かったんですが、ちょっと長かったかなという印象です。
ジャズ調がずっと続くのに少し飽きてしまいました。超主観的感想ですが。
うって変わってじょんがら抄は純和風の曲。津軽三味線が弾くような旋律をギターでかき鳴らします。
こちらもなかなかよかったのですが、なぜかここでも冗長に感じてしまいました。
どちらの曲も非常に上手いんですが、それぞれ曲調の変化が少ないため、そのように感じてしまったのではないかと思います。
もう1曲くらい違うイメージの曲を挟んでると良かったかもしれませんね。
でも演奏は非常にGoodでした。
☆4th Stage☆
- 舞踊風組曲第2番/久保田孝
- 愛の挨拶/Edward Elgar
- 交響曲第9番『新世界より』第4楽章/Antonin Dvorak
- 【〜アンコール曲】口笛/Mr.Children
1曲目は元々マンドリン合奏のための曲のようですね。
相当に難しそうな曲でしたが、ちゃんと弾けてました。すごいですね。
2曲目は、まさか合奏でやるとは思いませんでした。
しかし聞いてみると案外合奏もいい感じだったと思います。
そしていよいよ新世界第4楽章。
思い入れのある曲ですので、期待感ハンパないです。
始まってみると、早いフレーズもちゃんと弾きこなせていてすごいですね。
今年の春の定演でもやっている曲なので、相当長い間弾き込んできたんでしょうね。
ラストが近づいてきて、もっとも曲が盛り上がる、原曲でティンパニが「ダンドンダンドンダンドンダーン!」と力強く打たれる場面。さあ来るぞー!と身構えてたら、、、、あらら、ティンパニの部分の表現無し。
えー、それはないでしょ!ここはギタロンでやるか、ギターかき鳴らしでやるか、ギターを叩くかして、あのティンパニの迫力を表現しないと。この曲のMAXの部分なのに。
(ちなみに山下和仁編曲のギター独奏による新世界よりでは、右手で激しくかき鳴らしながら、左手でバンバンギターを叩きます。)→参考URL外部サイト(youtube)
ここの編曲はかなり残念に思いました。最後も比較的あっさりという感じで終わりました。
演奏は上手かっただけに、惜しいです。
私はここ2〜3年で、2回ほどオケの生演奏で新世界よりを聴いたのですが、どちらも最後は鳥肌がたって、何故か涙が出てしまったのですが、今回はそれはなかったです。
単純に演奏を見れば非常に良かったとは思うのですが、指揮・編曲・演奏のトータルで、観客の心をぐっと盛り上げてくれたと言われると、物足りなかったのです。
なんか全体的に、みんなすごい冷静に弾き続けているように感じました。
ラストになるにつれ、演奏者はアドレナリン出まくりで鬼のような形相で顔を真っ赤にして演奏し、指揮者は髪を振り乱す。。。。くらいしてくれたら、心揺さぶられると思うんですが。
昔のことを言うとホント年寄り臭いのですが、私が現役の頃はみんな4ステの最後で全力で完全燃焼し尽すため、アンコールの時には充実感・達成感で感極まって、涙流しながら弾いてました。。。。
(それはそれで演奏者として決して褒められたものではないんですけどね)
最後に、アンコール曲ですが、10年ほど前に私自身が親戚の結婚式で弾き語りした曲なので、懐かしく聞かせていただきました。(^_^)
<全体として>
OBとして敢えて4ステでちょっと厳しめの感想を書いてしまいましたが、全体としては決して悪くなかったと思います。
ミスらしいミスはほとんどなかったですし、近年の演奏レベルは本当にすばらしいので、そこはずっと維持してもらいたいと思います。
あとは、如何にして客の「心」を揺さぶるか、だと思います。
ただ上手いだけでは、感心はしても感動はしません。
その辺りを、課題としていただけたらと思います。
話は変わりますが、ずっと言ってきたことで、起立時の動作がすばやくなっていてよかったです!!
やっと希望が叶いました。
観客が演奏会慣れしていれば、拍手が途切れる場面ではないので、あまり気にしなくてよいのですが、残念ながらギタアンの演奏会では、観客も言わば素人の方が多いと思われるので、あり得ないところで拍手が途切れて変な感じになっちゃうため、対応してくれて良かったです。
一方、花束贈呈する人が観客におじぎする件は直ってませんでしたが、ここはもう直す気もないようですので、もういいです。間違ってるんですけどね。
そういえばアンケートで「演奏してほしい曲」という欄があったので、
・ラプソディー・イン・ブルー
・組曲「シェエラザード」
・組曲「展覧会の絵」
を書かせていただきました。
ラプソディー・イン・ブルーは何年か前にも演奏されましたが、好きな曲なのでまた聴きたいです。
展覧会の絵は思いれのある曲。シェエラザードは演奏してくれたら嬉しいですが、超難しいです。
ここまで長々と読んでいただいた方、誠にありがとうございました。m(_ _)m
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