・第４４回定期演奏会（2011年12月3日岡山市民会館）

昨年は、レポートが書けませんでしたので、今年はがんばって書きました～。

☆１ｓｔ　Ｓｔａｇｅ☆
一昨年の女性部長＆女性コンマスに続き、なんと史上初の女性指揮者ですね！とても新鮮です。
指揮はなんとも初々しい感じでした。

1曲目は、度々演奏される「銀河鉄道999」です。元気の良い曲でトップを飾るのにふさわしい曲ですね。
気持ちよく聴けました。

続いてユーミンの曲。魔女の宅急便の主題歌としても有名。個人的には少し編曲が好みではありませんでしたが、演奏は良かったと思います。

そしてミスチルときて、そのあとは懐かしのシカゴの曲。演奏者の皆さんが生まれる前の曲ですね、これ。まさか2011年の演奏会でこの名曲が聴けるとは思いませんでした。とても良かったと思います。

最後は、この季節にピッタリのクリスマスソング。最後も元気よくしめてくれました。
第1ステージは、久々に充実感のある第1ステージでした。満足度はかなり高かったです。

☆２ｎｄ　Ｓｔａｇｅ☆
1曲目は、いきなりギターを叩くところから始まりました。その後も叩きながら弾いてたりしてなんかすごい。。。
すごいんだけど、はっきり言って曲が自分には理解不能。聴いていて面白くもないし、胸にも響きませんでした。

2曲目は、最初の数フレーズ弾いた時点で「この人上手い！」と思いました。
なんか音の出し方が抜群に上手かったです。レベル高いですね。

3曲目は四重奏。解散のために作った曲ということもあって、良い曲ではあるんですが、少々地味に感じました。
やはり4人いるので力強い感じの曲がよかったかなと思います。

最後も四重奏なんですが、ギター叩きまくり。派手ですごいんですが、1曲目同様ちょっとついて行けません。

4曲とも今ひとつ心に響かなかったなあ、と思っていたら、ここで仕込みアンコール。
なんとパッヘルベルのカノン。「おお～」と、ついに聴きたい感じの曲が来たので喜んでいたのですが、途中から個性的で派手な編曲に以降。。。。。またギター叩いてるし。う～ん。
そんなのいらないんだけどなあ。1曲くらいじっくりしっとり聴かせてもらえないんでしょうか。

第2ステージは、技術的には非常に上手いと思うのですが、まったく心に響かず。
きつい言い方ですが、演奏者の自己満足ステージで、観客は置いてきぼりだったと思います。
仕込みアンコールをする意味も分からない。最初からプログラムに書いとけばいい。


☆３ｒｄ　Ｓｔａｇｅ☆
1曲目は、初めて聴いたのですが、特徴的な和風な旋律がとても印象的で、非常に良い曲でしたね。
ギター合奏としても、合奏らしい重厚感や音の広がりが非常に感じられ、まるで大河ドラマのテーマ曲を聴いているようでした。
これは満足感が非常に高かったです。

2曲目は、個性的な曲。おもしろい曲ですが、あまりよく分かりません。特に感想なし。


☆４ｔｈ　Ｓｔａｇｅ☆
1曲目は、あえて暗い曲を選んだようですね。曲の最初と最後が全員うなだれていたのは面白かった。

2曲目は、古くは「おれたちひょうきん族」のテーマとしても有名なウィリアムテル序曲。
この曲は軽快さが特徴なんですが、演奏はやや重かったように思います。
軽いステップで進んで欲しいのに、ギターとかどかどか叩いちゃったからかもしれません。

ドヴォルザーク第8番は、学生の頃良く聴いていた曲で懐かしかったです。
交響曲らしい重厚感も感じられました。

アンコールは、まあいいんじゃないんですか。楽しそうで。

＜全体として＞

今年は技術力の高さを非常に感じました。「あそこの演奏は今ひとつだったな」のようなな演奏技術的な不満は全くありません。
しかしながら、満足したかと言われれば、正直少々もの足りません。
一緒に来ていた他のＯＢも同様だったように感じました。

ではここで「嵐にしやがれ」風に要望を何点か。

【パーカッションを使いやがれ】

今年のステージは、どのステージでもとにかくギターを叩きまくっていました。
あくまでパーカッションのひとつとしてはギターを叩くのも勿論ありだと思います。
効果的に使ってくれればインパクトもあり面白いんですが、ちょっと叩きすぎ。ギター叩きに依存しすぎだと思います。お腹いっぱいです。

もう10年以上ずっとパーカッションを使われていないと記憶していますが、昔はタンバリン・シンバル・ウッドロックとか色々使っていました。（1年生が担当）
パーカッションは効果的に使えば、曲にアクセントをつけることが出来、非常に良い効果が期待できます。ひたすらギターを叩きまくるよりは、絶対良いと思います。

定演でパーカッションを使った例の傑作としては、かなり古いですが第23回定演の第4ステージ『カルメン組曲』の最後の曲「ジプシーの踊り」がすばらしいです。
この曲ではタンバリンを使っているんですが、とにかくすごく良いです。部室にこのときのテープが残っていたら、現役の方は是非聴いて欲しいです。

【メジャーな曲を演奏しやがれ】

一緒に行った他のOBも言っていましたが、今回は第1ステージが一番良かったと思います。
聞き覚えのある曲を、力強いギター合奏で聴けると満足感が高いです。

一方第2ステージは前衛的な現代音楽が多く、一般の人々には理解ができないと思います。
いくら技術があっても、観客の心に届かなければ意味がないと思います。

演奏会の目的は、自分たちが満足することではなく、観客に満足してもらうことであることを、再認識して欲しいと強く思います。

【指揮のレベルをあげやがれ】

第1ステージの指揮者は、どの曲でも指揮棒を上下に振るだけの2拍の指揮でした。
まあ2年生だし仕方ないかと思ったんですが、他の指揮者も基本的には同じような指揮でした。
2/4拍子も4/4拍子も4/8拍子も全部同じに振るのは感心しません。
4拍子の場合は「強・弱・中強・弱」という強弱リズムが存在し、特に4拍目の弱拍は、「いち・に・さん・はい」の「はい」に当たる拍で、演奏者が息を合わせるためにとても重要な拍です。

2拍で振っちゃうと、それを表すことが出来ません。

ギタアンの場合は、ほぼ100%は未経験者が指揮をするわけですから、未熟な面は仕方がないと思いますが、今後のレベルアップを期待したいです。

最後におまけでもう一つ。

【さっさと立ちやがれ】

細かいことなんですが、ステージ毎に
①演奏終了
②指揮者がおじぎ
③指揮者が演奏者に起立をうながす
④演奏者起立の準備（足台をずらしたりする）
⑤全員準備が出来たのを確認して、中央の演奏者が起立するのに合わせて全員が起立
⑥指揮者が再度おじぎして退場
という長ーい手順を踏んでいますが、その流れが長すぎるため拍手が途中で途切れ、また拍手し直す感じになっています。

特に③～⑤の間が長すぎてだれるので、正直「タイミングなんか全員で合わせなくてもいいから、早く立てばいいのに」と思っちゃいます。
細かいことではありますが、観客を待たせないほうが良いと思いますよ。


ということで、去年感想を書かなかったこともあり、今年はたくさん書いちゃいしました。
失礼なことも書いていると思いますが、現役の皆さんご容赦ください。




ここまで長々と読んでいただいた方、誠にありがとうございました。m(_ _)m

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