昨年はかなり厳しい感想となってしまい残念でした。今年こそはと期待して聴きに行きました。
まずは、パンフレットの表紙に誤りを発見。
「the 41th」って・・・・
41回目は、"fourty first"ですから、「41st」ですよ。誰も気づかないとは・・・・
そのほかの部分もいくつか誤植の訂正シートが入っていました。 去年は去年で「岡山市民
しっかり校正しましょうね。担当の人だけに任せずみんなでチェックしましょう。
☆１ｓｔ Ｓｔａｇｅ☆
- ルパン三世のテーマ'80 （大野雄二）
- マイフレンド （ＺＡＲＤ）
- The Entertainer （Scott Joplin）
- Kikking me softly with his song （Roberta Flack）
- みんなのうた （サザンオールスターズ）
聴いてみると結構ギターに合っていてましたね。ただ元気がありませんでしたが。
ジャズアレンジですからベースラインがとても重要なのですが、そのバスがおとなしかったのが残念です。
マイフレンド、エンターティナーともに元気よく弾ける曲で、全体としてやっと勢いが出てきました。
全体的に、アルトのハイフレット（12Fより上）を多用してたようですが、その部分にアラが目立ち、雑に聴こえてしまいました。
ちょっと練習不足ですかね。
ここでしっとりと聴かせる曲。昔のCMで耳なじみの曲ですね。これはよかったです。
最後は、元気のあるみんなの歌。元気に締めてくれました。
全体としては、元気のよい曲・しっとりとした曲・ジャズと、いいバランスの構成だったのですが、曲の順番には疑問が残ります。
1曲目は、マイフレンド・エンターティナー・みんなの歌のようなノリの良いから選ぶべきでしたね。
いつも感想で書きますが、演奏会のTOPの曲は「つかみ」としてとても重要です。
最初に「お、いいね！」と思ってもらえることで、演奏会全体の印象が左右されます。
野球に例えるなら、プレイボール直後の1球目はいきなりチェンジアップを投げるのではなく、まずはスピードのあるストレートを投げて欲しい、ということです。
（分かりにくいか。。。）
☆２ｎｄ Ｓｔａｇｅ☆
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- 組曲『ドリー』より「子守唄」 （Gabriel Faure）
- ギターのための幻想曲 （Pierre de）Breville
- 時の鐘 （Eduardo Sainz de la Maza）
我々の時代はこれくらいが普通でしたが。
1曲目は、ドリーより子守唄。
パンフには『母になりきって弾きます』と書いていましたが、まさに母のように優しい感じで、暖かく包み込まれるようでした。
なかなかよかったです。
次は、ギターのための幻想曲。
曲名の通り、幻想的でありながらも時には情熱的な演奏でした。
音がビビったりなどのミスもほとんどなく、演奏技術の高さには驚愕しました。
ホントうまいですね〜。すごいっす。。うらやましい。
3曲目は、時の鐘。これ私も大好きな曲です。
このようにテンポが遅めのトレモロ曲は、非常に難しいと思いますが、しっとりと聴かせてくれました。
これまた良かったです。
今回の２ステは、バランス・長さ・演奏レベルなど総合的にかなり満足できました。
☆３ｒｄ Ｓｔａｇｅ☆
- Can't Take My Eyes Off You （Boys Town Gang）
- 篤姫より メインテーマ・良し・於一咲む （吉俣 良）
- 花市場 （coba）
1曲目が始まって、織田裕二の顔が浮かんできた私はドラマの見すぎです。。。(^_^;)
こういうノリのいい曲は安心して聴けて、気持ちよかったです。演奏もうまい。
篤姫は私は全く見ていないので、曲は全く知りませんでした。
さすが大河ドラマだけあっていい曲です。これまた安心して聴けました。
最後は、cobaの花市場。
私、cobaには以前ハマっていて、コンサートにも行ったことがあります。（15年以上前の話です）
まさか今頃になってこの曲が聴けるとは思いませんでした。
とても懐かしくいい曲でした。ギター合奏アレンジも最高でした。
全体的に演奏レベルも非常に高く、大満足のクレールでした。
☆４ｔｈ Ｓｔａｇｅ☆
- 楽劇「ニュルンベルグのマイスタージンガー」より前奏曲 （Richard Wargner）
- 歌劇「カルメン」より『闘牛士の歌』 （Georges Bizet）
- 組曲「惑星」より『木星』 （Gustav Holst）
- 【アンコール】全力少年 （スキマスイッチ）
私がギタアン1年生のときに定演で演奏された曲で、その迫力に圧倒された曲であります。
今年の定演は、この曲を最も楽しみにしてきたといっても過言ではありません。
演奏が始まると懐かしさで胸があつくなってきました。とても良かったのですが、自分がイメージしていた「迫力」が思ったほど出なかったのが少し残念です。
19回定演時は、最高に盛り上がったところでシンバルを鳴らしていたので、あのシンバルがなかったのも残念でした。
ただ今聴くと、かなり難しいフレーズが沢山あり、演奏難易度は非常に高かったと思います。よく頑張りましたね。
続く闘牛士の歌も、同じく19回定演でクレールが弾いた曲ですので、とても思い出深い曲です。
闘牛士の歌は、ギターのために作られた言ってもおかしくないほどギター合奏に合う曲です。
全体的には良かったですが、アルトの早いスラー部が弾きこなせてなかったような。。。
最後は、これまた楽しみな「木星」
地元岡山の古い人には「両備バスの曲」としても有名です（笑）
この曲は、ギター合奏の憧れの曲でありながら、難しくてあきらめていた曲ですので、よくチャレンジしてくれたと思います。
まさか、平原綾香の「Jupitar」として有名になった部分だけの演奏じゃないだろうな。。と少しドキドキしていたのですが、「タラタタラタ・・」という速いイントロが始まったので安心するとともに、ゾクっときました。「おお〜、来た〜〜」って感じです。
ギター合奏でもこの曲の良さは十分に伝わってきました。難しいフレーズが多く大変そうでしたが、頑張って弾きこなしてくれたと思います。
満足しました。拍手！
アンコール曲は、スキマスイッチの全力少年。
例年そうなんですが、なぜかアンコール曲が全体の中で一番元気があります。(^_^;)
＜全体として＞
今回の演奏会、トータルとしてはかなり満足度が高かったです。
少なくとも「がっかり」な曲はありませんし、演奏レベルも高かったですし、難曲にもチャレンジしてくれてましたし、なかなか良かったです。
が、折角ですので、あえていくつか難点を。
まずは迫力不足。40人以上の大合奏なのですから、もっと迫力があってしかるべきだと思います。
特にバスがやはり物足りない。前回ほどではありませんが、全体的にはやはりバスが弱いです。女性が多いせいもあったかもしれません。
次に、４ステが難易度が高く重点を置きすぎたためか、１ステがやや練習不足の感じがしました。
まあ、「あえて言えば」ですので、それらの点によって、特に不満足であったわけではなく、全体としては非常に満足度は高かったです。
また来年を楽しみにしています。
それではまた来年！
ここまで長々と読んでいただいた方、誠にありがとうございました。