今回はがんばってなるべく詳細なレポートをしようと思います。
＜１ｓｔ Ｓｔａｇｅ＞
- くちばしにチェリー （Ego Wrappin'）
- 宝島 （T-SQUARE）
- Tomorrow Never Knows （Mr.Children）
- ライディーン （Y.M.O.）
- 今すぐKiss Me （リンドバーグ）
それなりに音は出ていましたが、演奏者がほとんど動かないのがちょっと不気味でした。微動だにせず弾いている人がほとんど。
「ライディーン」の主旋律の出だしの２音の部分なんか、全員で体を使って拍をあわせるような感じが欲しかったですね。それのほうが観客も絶対のることができます。
でも全体としては演奏自体はなかなか良かったです。馴染みのある曲が多かったせいもあるでしょうが、全体としては気持ちよく聴くことが出来ました。(^-^)
１曲目の「くちばしにチェリー」はTV『私立探偵 濱マイク』の主題歌として有名です。ギターの合奏としてもなかなかよかったと思います。
「Tomorrow Never Knows」や「今すぐKiss Me」は、誰でも知っている曲だと思います。やや元気はなかったものの安心して聴けました。
＜２ｎｄ Ｓｔａｇｅ＞
- 情熱大陸 （葉加瀬太郎）
- Hydro Gate （川野悠輔・中田圭一）オリジナル
- Lo Que Vendra（A.Piazolla）
- Bantu （Andrew York）
- ツクヨミの子 （川野悠輔）オリジナル
- eternal end （川野悠輔）オリジナル
なんと演奏者が合計１２人もいるではないですか！ん？でもよく見ると２回演奏する人もいる。
結局数えてみると、演奏者は１０人（のべ１２人）。しかも・・・すべて男！！！
卒部生一覧のページを見ると４年生男子は１１人らしい。ということは男でこのステージに出ない人はたった１人だけ・・・・う〜〜〜〜ん。
なんかいや〜〜〜〜な予感出まくりです。
「卒部生のお披露目会じゃないんだから・・・」なんてちょっと怒りモードに突入。
しかも毎年言ってるのに女性が出ないし。。。。。
この時点で私はかなり落ち込んでます。
さらに、パンフを良く見ると今回はなんと自分たちの作曲のオリジナル曲も何曲かやるらしい。
それを見て「どうせ自己満足な曲＆演奏じゃないの」なんて、さらに不安は膨らみます。。。。
でもまあ、とりあえず聴いてみなくちゃね、と気を取り直して。。。
まずは、三重奏。
・・・・・おお！カッコイイ。
葉加瀬太郎の「情熱大陸」はほんとにカッコイイ。歯切れ良いギターのかき鳴らしが気持ちいいです。お、演奏者が「ウルルルルルルルルル」と叫びました。面白いです。(^-^)
ときどきギターを叩いたりもしています。なかなかいいじゃん。
ちなみにこの演奏に触発されて、後で自分のケイタイの着メロを「情熱大陸」にしてしまいました。（マジ）
次は二重奏。オリジナル曲「Hydro Gate」
演奏者の２人自ら作曲した曲です。
聴いてみると、題名のイメージに合ったいい曲でした。
演奏者は最初少し緊張していたようですが、独特の雰囲気を上手く弾いていたと思います。曲も演奏もＧＯＯＤ。
次も二重奏。
ここで、（恒例の？）ちょっとしたギャグが。２人は舞台の下手と上手から別々に入場してきました(^-^;
で、演奏が終わると二人は交差して再び上手と下手に消えていきました。。。
演奏は無難にこなしてましたね。よかったです。
次は４重奏。
しょっぱなから４人でギターを叩きまくります（笑）
パンフレットには「弾いて叩いてまた弾いて」と書いています。。。（笑）
個人的にはこういうの好きです。なかなか面白く聴かせてもらいました。
それにしても、左から２人目の人は、ギターを弾いている時間より叩いている時間のほうが長かったのでは・・・（笑）
そして最後は独奏。そしてこれもオリジナル曲を２曲。
オリジナルということで、かなり興味を持って聴いたのですが、これはすごい。
よくこんな曲が作れますね。演奏よりも作曲のほうばかり気になってしまいました。
２曲ともしっとりと胸に染み入る曲でした。すばらしい。拍手。
お！？演奏終了と思いきや、演奏者がそのまま曲を弾き始めました。 曲は「大きな古時計」。。。
セルフアンコールですか！（笑）
ということで、不安いっぱいだったこのステージはとても楽しく聴くことが出来ました。
１０人も出た割には演奏レベルも決して低くなかったです。
楽しめました。
でもやっぱり来年こそ女性も出てくださいね！
あ、あと今回は譜面を見て演奏する人はいませんでした。
まあ当たり前ではあるんですが。
＜３ｒｄ Ｓｔａｇｅ＞
- PLINK,PLANK,PLUNK! （Leroy Anderson）
- Angel Springs （久石譲）
- カナリヤ鳴く空 （東京スカパラダイスオーケストラ）
１曲目「PLINK,PLANK,PLUNK!」は懐かしかったです。
演奏者も楽しそうに弾いていて良かったです。極めつけは演奏途中で指揮者が一人の女性奏者を指すとその人が「PLINK！」と叫びました。
続けて別の女性も「PLANK！」そして最後に指揮者が観客席のほうを振り返って観客席を指しました。「お！観客に叫べというのか！？」と思ったとたん指揮者自ら「PLUNK！」ここで会場は大爆笑、いや、ややウケ（笑）（仲田もここまでは出来んだろ）（笑）
まあギャグはともかくとして、演奏はすばらしい出来でした。他の２曲も、「さすがクレール！」という感じでしたね。上手いです。
とにかくこのステージは音も良く出ていて、気持ちよく聴かせてもらいました。
とってもよかったと思います。すばらしい。
観客も満足したせいか、指揮者退場後も拍手が鳴り止みません。「指揮者がまた出てくるかな？」と思いきや、あっさりとステージ終了のアナウンス。。。。
こういうときには是非再登場して欲しかったです。
＜４ｔｈ Ｓｔａｇｅ＞
- 星条旗よ永遠なれ （J.P.スーザ）
- 女学生 （E.ワルトトイフェル）
- 歌劇「セビリアの理髪師」序曲 （G.A.ロッシーニ）
- （アンコール 怪獣のバラード）
そのせいかちょっとおとなしい感じがしましたね。
特に「星条旗」は行進曲なので、もっとのって弾いて欲しかったです。聴いている観客が思わず足でリズムをとってしまうくらいに。
最後の「セビリアの理髪師」は、なかなかギター合奏に会う曲でしたね。全体的に盛り上がって、音も出ていて、気持ちよかったです。
ただ、曲の最後の最後がややおとなしく終わったのが残念ですが。
あえていくつか難点を挙げたものの、全体としては演奏レベルも高く、すばらしい演奏だったと思います。で、アンコールですが、指揮者が退場後、なかなか出てきません。「ひょっとしてまた反対側から登場する去年のギャグか！」と思っていると、指揮者は上着を脱いでネクタイを取って袖をめくって、ラフなスタイルでの再登場でした。
なるほどね。今年はそうきましたか。（笑）
色々考えますね。
＜全体として＞
去年のこともあり、かなり不安であった今回の演奏会でありましたが、想像以上に良かったです。今回はエンターテインメント性の高いステージだったと思います。
やや「おふざけ感」があったという意味では、あんまり気に入らないといいう人もいるでしょうけど、個人的には非常に楽しめました。(^-^)
とにかく聴いていて気持ちがいい演奏会でした。一言で言えば「楽しかった！」これにつきます。
今回も辛口のコメントを書いてやろうと意気込んでいたのですが、出来ませんでした。（笑）
個人的にはここ何年かの定演では最高の演奏会だったのではないかと思います。
でも、あらためて書きますけど、やっぱり第２ステージに女性も出ないといけないと思います。
今年パートリーダーをつとめた女性のみなさん。あなたたちが独奏ステージに出る技術がないとは言わせませんよ。
来年の第２ステージに立つことを強く強く希望します。
また、観客動員が最近落ちていると思います。積極的な活動をして会場をお客さんでいっぱいにするようがんばって欲しいと思います。
あと、将来的な勝手な要望としては、クラシックステージで３０〜４０分くらいの組曲のような大曲を是非やって欲しいですね。最近そういうのしばらくないですから。
「カルメン」「アルルの女」「展覧会の絵」なんか、是非是非やって欲しい！
なにはともあれ、みなさん本当にお疲れ様でした。来年も素敵なステージを期待しています。m(__)m
ここまで長々と読んでいただいた方、誠にありがとうございました。
